東京で野生のイルカと一緒にダイビングする方法【御蔵島】
水族館のイルカに会ったとき、大海原で暮らす野生のイルカたちと一緒に泳いでみたいと思った事はありませんか?
微笑む口元に優しそうな目、可愛らしい声などもイルカの魅力ですが、実は超音波による「癒し」効果もあるのだとか。
イルカは仲間とコミュニケーションを取る際に人には聞こえない超音波を発しますが、これが人間の脳をリラックス状態にさせてα波を出しやすい環境に整える効果があるのだそうです。
都会での忙しない生活の合間に癒しを求める方に朗報!なんと東京に居ながらそんな野生のイルカたちと泳げる場所があるのです。
ここでは、その方法とイルカと泳ぐ際の注意点をご紹介しましょう。
野生のイルカと泳げる!世界有数のダイビングスポット「御蔵島」
東京都で野生のイルカと泳げる場所、それが伊豆諸島に属する「御蔵島」。
伊豆諸島三宅島と八丈島の間に位置し、「富士箱根伊豆国立公園」に指定されています。島周辺では約150頭もの野生のイルカたちが子育てをしながら生息しているので、人懐っこい野生のイルカたちと自由に泳ぐことができる世界にも数少ない貴重な場所として知られています。
御蔵島には海以外にも人気スポットがたくさん。伊豆諸島で二番目の標高を誇る雄山(850m)や、火山の噴火口に出来たといわれている御代ヶ池、大小合わせると30箇所もある白滝など、島全体から雄大な自然を感じることができるでしょう。
島周辺に住み着いているイルカと泳げるのは3月末から11月中旬くらいまでの間。この期間では、ほぼ100%会うことができます。
是非ダイビングライセンスを取得して、野生のイルカと仲良く泳いでみましょう!
東京から行く場合は、ゆりかもめ「竹芝」駅が最寄りの竹芝桟橋→三宅島→御蔵島→八丈島の3島を毎日一往復しているフェリーの利用が便利です。
イルカと優雅に泳ぐならダイビングライセンスを取得したほうが有利!
野生のイルカと泳ぐにあたって、ダイビングのライセンスを取得することは必須ではありませんが、ライセンスがあった方が圧倒的に有利です。
ダイビングライセンスを取得する過程では、必要な水中での動きに慣れることができるため、難なくイルカの動きに合わせて並んで泳ぐことができるでしょう。
イルカ自身も泳ぎが上手な人にまとわりつくようにして泳ぎ、一緒に遊んでくれることもあるのです。
不慣れなダイビングの装備を付けての泳ぎでは無駄でオーバーな動きになってしまいます。潜水に慣れていないと、必死にイルカを追わなければならなくなり、体力ばかりを消耗することになってしまうでしょう。イルカが驚いて遠くへ行ってしまう場合もあり、その知能の高さゆえに相手にしてくれないかもしれません。
イルカと優雅に泳ぐなら、100%楽しめるようにドルフィンスイムを覚えてライセンスを取得してからイルカに会いに行きましょう!
野生のイルカと泳ぐために必要な装備8つ
基本的な装備として、以下のものが必要です。
- マスク
- スノーケル
- フィン
- ブーツ
- ウェットスーツ
- グローブ
- フローティングベスト
- ラッシュガード
・野生のイルカと泳ぐための9つのルール
野生のイルカと泳ぐときには、守るべきルールがあります。乗る船やポイントなど状況によっても異なりますが、下記の点に注意しましょう。
- 海に入るときは迅速に順序良く、静かに入ること。
- ドルフィンスイムはスノーケリングのみとし、スキューバダイビングは行わないこと。
- なるべくバタ足を避けて、平泳ぎで泳ぐこと。
- 足ひれを装着している際は、両手を体の脇に添えて泳ぐこと。
- イルカの群れに近づいても良いが、決して追いかけたりしないこと。
- 子どもを連れたイルカの群れにはこちらから接近しないこと。
- イルカを驚かせる様な行動(大きな声・音・急な方向転換)はしないこと。
- イルカに触らない・餌付けしないこと。
- 捕食・交尾・出産などイルカの自然な行動を妨げないこと。