ダイビングでよく使うハンドシグナルとは
ダイビングには、さまざまなルールやマナーがあります。ルールやマナーが守れないと、大きな事故につながる恐れもあるため、必ず知識を付けましょう。ダイビングを楽しむためには、潜る技術を身につけるだけでなく、ダイビングならではのルールやマナーを守ることがより楽しむためのポイントです。
ここではダイビングでよく使うハンドシグナルの役割と一覧を紹介します。
ダイビングにおけるハンドシグナルの役割
ダイビングにおいて、ハンドシグナルはダイバー同士がコミュニケーションをとるための手段です。海中では、陸上のように声を出して意思を伝えあうことができません。
もし自分自身に体調不良が起こったり、一緒に潜っている誰かが困っていたりするとき、ハンドシグナルがなければどのように伝えていいかわからず、迷っている間に大きな事故やトラブルが起こるかもしれません。速やかに意思を伝える方法として、ハンドシグナルをマスターしましょう。実際にダイビングの講習でもハンドシグナルを習います。
ハンドシグナルは海外でも使用できます。そのため、海外でダイビングをする機会がある人も学んでおくべきです。
ダイビングでよく使うハンドシグナルの一覧
ハンドシグナルには、さまざまな種類があります。万が一に備え、しっかり覚えておきましょう。
OK?もしくはOK!
バディとの確認時に使用するハンドシグナルです。
人差し指と親指で〇を作るポーズで、陸上でも使用することがあるため、覚えやすいでしょう。OK?とバディに尋ねるとき、バディから聞かれてOK!と答えるときに使います。
OK?という確認でハンドシグナルが示された場合は、OK!と同じシグナルで返すか、状況に応じたハンドシグナルでアクシデントの内容を伝えましょう。
耳抜き
人差し指で耳を指したポーズが「耳抜き」のハンドシグナルです。ダイビング中は、水圧で鼓膜が圧迫されます。耳に痛みを感じる場合もあるため、耳抜きを行いましょう。インストラクターから耳抜きのハンドシグナルが示されたときは、耳抜きをしてください、という意味を持ちます。
きちんと耳抜きができた場合はOK!のシグナルを、上手くできていないときは耳を指した後に×を作って返答してください。
異常発生
アクシデント発生時に使用するハンドシグナルです。手でパーを作り、手のひらを下にして前に出します。そして中指を軸としてパタパタと動かしてください。これは異常が発生したことを知らせるハンドシグナルです。
その後、異常の内容をより詳しく伝えるハンドシグナルを行いましょう。
潜降・浮上
潜降します、浮上しますのハンドシグナルは、まず親指を立てます。そして親指が下に向けば潜降しますのハンドシグナル、上に向けば浮上しますのハンドシグナルです。
エアーが少ない
グーの手を胸に押し当てるハンドシグナルで、エアーが少ないと伝えられます。エアーが少ないというハンドシグナルで危険を知らせてから、早めに地上に上がりましょう。
サメがいます
ダイビング中にサメがいる、という情報を周囲に知らせるためのハンドシグナルもあります。手のひらを広げて、額に垂直に立てます。インストラクターやバディがこのハンドシグナルをしていた場合、サメを目撃した、近くにいるという知らせです。その後はハンドシグナルでやり取りして速やかに対処しましょう。
ハンドシグナルを覚えて安全にダイビングを楽しもう
ハンドシグナルは、今回紹介したもの以外にもまだ種類がたくさんあります。ダイビングでの意思表示に役立つため、できる限り覚えておきましょう。特に危険を知らせる内容に関しては、きちんと覚えておかないと大きな事故につながってしまうため、必ず理解しておいてください。
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