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ダイビングに必要なスキル「中性浮力」とは

中性浮力は、ダイビングに必要なスキルの1つです。しかし、中性浮力のスキルを身につけたいけれど、思った通りに体が動かせない…中性浮力の感覚がわからなくて苦手…という人は多いものです。

ここではダイビングに必要なスキルの1つである中性浮力の特徴や必要な理由、そして中性浮力を取るコツを紹介します。

中性浮力とは

中性浮力とは、海中で浮いているわけでもなければ沈んでいるわけでもない、という状態のことです。しっかりと中性浮力が取れているように思えても、呼吸をしている間は身体の浮力が変化します。完璧に中性浮力が取れた状態で息を止めれば100%の中性浮力が取れますが、ダイビング中は呼吸を止めてはいけないというルールが定められています。

そのため、呼吸による多少の浮き沈みを常に自分でコントロールしている状態が、ダイビングにおける中性浮力です。

ダイビングに中性浮力が必要な理由

疲れにくくエアの消費が少ない

中性浮力が取れていないと、常に中層で浮き続けようとして足をバタバタさせなくてはいけません。足を動かしていれば当然疲れて息も上がるでしょう。結果的にエアを多く消費してしまいます。中性浮力が上手に取れていれば、無駄に足を動かす必要もなく、エアの消費量も少ないです。

周りのダイバーよりもエアの消費がいつも早い、というときは中性浮力が上手くできていないのかもしれません。

ドロップオフでは優雅に泳げる

外洋に面しているドロップオフスポットは、中性浮力が上手くできない人には苦手意識があるでしょう。エントリーしていきなり底が見えないということもありますし、海底が見えてもそこは水深何十mというほど深いこともあります。

中性浮力が上手になれば、どれだけの水深であってもフィンキックせず、同じ水深がキープできます。そのため、気持ちに余裕を持って優雅に泳げるでしょう。

ロープを使わず安全停止ができる

浮上前に行う安全停止でも、中性浮力が必要です。ガイドがフロートをあげている間、周りのダイバーはロープなしで水深5mを3分の間保ち続け、停止しなくてはなりません。中性浮力があれば、ロープを使うことなく安全停止が可能です。

砂を巻き上げない

綺麗な砂地を泳いでいても、せっかくの景色が砂ぼこりで台無しになり、透明度が悪い海中になってしまうととても残念な気持ちになるでしょう。自分自身だけでなく、周りにも迷惑をかけてしまいます。

砂をフィンキックによって巻き上げてしまう原因は、足が下を向いた状態で立ち泳ぎをしているからです。中性浮力が取れており、姿勢が理想的な状態であれば砂地でフィンキックをしても砂を巻き上げることはありません。

ダイビング中に中性浮力を取るコツ

ダイビング中に中性浮力を取るコツは、とにかく練習あるのみです。やってみないことには感覚がつかめません。沈みそう、浮きそうというわずかな変化を感じ取れるようになればマスターしやすいです。その際、実際に泳ぎながらよりもホバリングをして覚えるといいでしょう。

以下ページでは、ダイビングのNG行為「煙幕」について解説しています。中性浮力が取れていないと発生する問題でもあるため、ぜひ合わせてチェックしておきましょう。

ダイビングのNG行為「煙幕」とは

中性浮力を活用してダイビングを楽しもう

中性浮力はダイビングにおいて大切なスキルでありながらも、マスターするのが難しく苦手意識のある人も多いです。中性浮力ができない状態だと、ダイビングをしていても常に不安や恐怖がつきまとい、ダイビングを心から楽しめません。

まずは感覚を掴む練習をして中性浮力をマスターし、いつでも慌てず優雅に泳げるスキルを身につけましょう。

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