初心者は知っておくべきダイビング中の鼻血と原因
ダイビング中に出てくる鼻血の原因・対策についてまとめました。
ダイビング中に鼻血が出たらどうすればいい?
ダイビングをしている時に出てくる鼻血。それはもしかしたら、耳抜き不良によるものかもしれません。他にも副鼻腔が詰まると起こるサイナススクイーズや耳奥の空気が排出されないリバースブロックなど、原因は複数あります。
鼻血を防いでダイビングを楽しむためにも、原因を知り対策を立てておくことが大切です。
原因
耳抜き不良
耳抜きは、潜水中に耳が痛むのを防ぐための行為です。鼻をつまんで口は閉じ、鼻から空気を出すことで耳へと空気を送ります。上手い人は鼻をつままなくてもできますが、上手くいかない場合は何度も鼻をつまむことに。つまむことで鼻の中の粘膜は少なからず刺激されるため、何度もやるほど鼻血が出るリスクは上昇します。
耳抜き不良は激痛やめまいを招くことになるため、できなくても大丈夫とは考えないでください。実際に耳抜き不良によって、パニックになり事故につながった事例もあります。
サイナススクイーズ
人の頭には鼻につながる空間があり、サイナスと呼ばれています。サイナスと鼻をつなぐ管が狭まる・圧迫されることで体内の圧力と水圧のバランスが崩壊。負荷がかかったサイナスから血液が絞り出され、それが鼻血として出てきます。出血が止まらない場合、一度医師に診てもらわなければいけません。
リバースブロック
水面へ浮上する際、水圧より体内の空気圧が高いことで起こる症状です。本来、耳の奥と鼻奥を繋げる耳管が空気を耳から鼻へと移動・排出させます。しかし、鼻炎で粘膜が腫れると耳管が狭まり、空気が排出できない状態に。結果として、耳への痛みや鼻血がを発症します。
対策
耳抜き不良が原因の場合、ダイビング前に練習をする必要があります。鼻は優しくつまみ、空気を鼻に送り込むことを意識しましょう。どうしてもできなければ、専門医のもとで耳抜きの治療・訓練を受けるのもおすすめです。
サイナススクイーズも耳抜きが不十分であることから起こります。また、サイナススクイーズとリバースブロックは鼻炎が原因で起こりうる症状です。発症中はダイビングを控えるようにしましょう。
- ライセンスで世界中の海が遊びのフィールドに!おすすめダイビングスクール
- 初心者も免許取立ての方も気になるスキューバダイビングQ&A
- ダイビング中に気を付けたい肺の過膨張障害とは
- ダイビングスクールのオンライン講習で基礎知識を学ぼう
- 潜る時間はどのくらい?減圧症ってなに?
- ダイビングで雨が降った場合って決行できるの?
- 生理の時でもダイビングは可能?
- ダイビング中にサメに襲われることはないの?
- ダイビングは冬でもできるの?
- ダイビング中にトイレに行きたくなったらどうすればいい?
- ウェットスーツの下に着るインナー(水着)の選び方
- スキューバダイビングの怖い体験と安全に潜るためのポイント
- オクトパスブリージング(バックアップ空気源の使用)のやり方
- ダウンカレント
- 脱!ブランクダイバー~海に戻るのに大切なこと~
- ダイビング前後におすすめのストレッチ
- ダイビングを楽しむための準備とケア
- ダイビングで気を付けたい日焼け対策
- 良いダイビングスクールの選び方は?
- ダイビング中の迷子「ロスト」の対策
- ダイビングでタンクが外れたときの直し方
- 体験ダイビングは何歳から潜れる?
- ダイビング中に頭痛が起きた場合の対策はどうすればいい?
- 器材は購入とレンタルどっちが得?
- ダイビングスクルーは少人数制がよいといえる3つの理由
- 遠方(海外や沖縄)でライセンスを取ったんだけど?
- 体験ダイビングでは何ができるの?
- ダイビングで傷んだ髪の毛をケアする方法とは?
- 東京のダイビングスクールの無料説明会に参加するべき理由5つ
- ダイビング中に起きる4つのトラブルとその対処法
- ダイビングで使うダイブコンピュータとは?
- 都市型ショップとリゾート型の違いとは
- ダイビング後すぐに飛行機に乗るのはNG?
- ダビングでポイントへ行く時の船酔いの対処とは?
- 体験ダイビングで潜れる深さは?
- ダイビングは水深どのくらいまで潜るの?
- アクセサリーを付けてダイビングを行う際の注意点
- ダイビングでよく使うハンドシグナルとは
- ダイビングの前に大切な耳抜きの方法とは?
- ダイビングコンピューターの使い方や注意点
- ダイビングでの窒素中毒とは?窒素酔いの症状や予防法を紹介
- ダイビングのマスククリアとは?
- どんな危険生物がいるの?
- 快適なダイビングのためのウェットスーツ選び
- ダイビングにログブックは必要?
- ダイビングのNG行為「煙幕」とは
- ダイビングは持病・疾患があってもできる?
- ダイビング当日もおしゃれはできる?
- 喘息がある場合のダイビングにはどんなリスクがあるの?
- ダイビングに必要なスキル「中性浮力」とは
- プール付きダイビングスクールを選ぶべき4つの理由
- ダイビング時の口呼吸のポイント
- かなづちや視力が悪くてもできる?
- ダイビングの基本ルール「バディシステム」とは?
- ダイビングでのスクイズってなに?サイナススクイーズとの違いは?
- 妊娠中にダイビングはできるの?
- 夜のダイビングの魅力と注意点
- 60歳から東京で始めるシニアダイビングの5つの魅力
- ダイビングで気を付けること
- ダイビングの受講に合った季節はいつ?