ダイビングで雨が降った場合って決行できるの?
ダイビングの計画を立てているときに「雨が降ったらどうしよう…」と不安になる方もいるのではないでしょうか。しかし、雨の日でもダイビングできますし、晴れた日と違った楽しみがあります。ここでは、雨の日のダイビング事情や雨の日対策について載せています。
雨でもダイビングできる理由
ダイビングは、雨の日でも雪の日でもできます。真冬の氷の下で、ダイビングをしている写真や映像があるように基本的に天候が悪くてもダイビングは可能なのです。ただし、天気が悪いと寒さの心配をしなければなりません。寒さ対策ができていないとダイビングの楽しさが半減…という状況になってしまうことも。波しぶきや突然の雨に役立つボートコートを用意して防寒を万全にしましょう。
悪天候でダイビングが中止になる場合はある?
ただの雨なら中止になることはありませんが、強烈な豪雨や台風ともなると中止になります。原因は雨ではなく、強風や高波、うねりなどが原因です。まず、風が強くて波が高くなっている状況ではダイビングボートが出港できません。これは雨はもちろん、晴れてても同じで、ダイビングが中止になる判断はダイビングショップにより異なります。たとえば、波が1mで中止にすることもあれば、波が4mあってもでも決行するという場合もあるそうです。
他にはエントリーポイント選びにより、よほどの悪天候を除いてダイビングを決行してくれるダイビングショップもあります。「天気が悪いから無理」と諦めずに、まずはダイビングショップに相談してみるといいでしょう。
雨の日のダイビングのメリット
水中の生物の動きが変わる
雨の日は陸上だけでなく、水中も薄暗くなります。その影響で、夜行性の生物たちが「夜になった」と勘違いをして動き出すのを観察できる可能性も。通常は昼間に見ることができないイセエビが岩の隙間から見れたり、夜行性のアナゴが泳ぎ回っていたりします。また、海のアイドル的存在のウミウシが昼間よりも活発に動き回っていることも。本来なら難易度の高いナイトダイビングでしか観察できない生物に出会えるチャンスでもあるのです。
黒抜きの写真が撮りやすい!
写真の背景が黒く写るように設定することを「黒抜き」と言います。被写体を強調したい場合の撮影手法です。色鮮やかな生物はもちろん、淡い色の生物の美しさを表現するのに向いています。晴れた日に黒抜き写真を撮るのにはかなりのテクニックが必要です。しかし、雨の日は薄暗いので、晴れている日ほど細かい設定をしなくても黒抜き写真を撮れます。雨の日は良い写真が撮れないと思うかもしれませんが、いつもと違った写真が撮れるのなら雨の日のダイビングも十分ありです。
雨の日のダイビングの注意点
海のコンディションをチェックする
低気圧や前線の影響で風が強く、波やうねりがある場合はダイビングは中止すべきです。海に入るエントリーや海から出るエグジットが困難になります。ボートダイビングの場合、ダイビングスポットまで移動するのが大変です。もしも漂流してしまった場合、波が高いと水面での捜索も困難に。激しい雨で視界が不良の際も、ダイビングは中止するのが無難でしょう。
近くに川がある場合は透明度が下がることも
ダイビングスポットの近くに川があると、透明度が下がることが考えられます。雨によって海に流れ込む水量が増え、海の中が濁ってしまい、透明度が低くなってしまうのです。他にも水底にある砂や泥が、うねりによって巻き上げられ視界が遮られてしまうこともあります。透明度が悪いと水中でのストレスを感じるだけでなく、グループとはぐれる危険もあるので注意しましょう。
雨の日ならではの楽しみもある
雨の日のダイビングでは、注意すべき点がいくつかあります。しかし、ダイビングは陸上のアウトドアレジャーに比べて雨の影響を受けにくいレジャーです。また、雨の日に水中から水面を見上げると雨粒によって水面に波紋が広がるシーンも楽しめます。雨の日ならではの楽しみを体験するのもおすすめですよ。
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