ダイビングの受講に合った季節はいつ?
ダイビングライセンスを取るのにおすすめの季節
春
ゴールデンウィークを除くと、ダイビング講習を受ける人は比較的少ない傾向にあります。春に余裕を持って受講し、夏は思い切りダイビングを楽しむのもおすすめです。
春は海の中の生物たちが活発になり始める時期でもあり、運が良ければ魚の求愛シーンなどが見られる可能性もあります。普段は地味な魚も繁殖期にはヒメギンポホシノハゼなどがカラフルな婚姻色となり、メスにアピールをする姿は見ものです。
梅雨時期は雨が多くなりますが、毎日降るわけでもなく、また海の中では雨は特に影響することもありません。ただ、太陽の光が届かないので透明度や温度は下がります。雨風の強さによってはコンディションが左右されるので、天候と体調はチェックしておくと良いでしょう。
夏
夏はやはり、ライセンスを取得する人数が最も多い時期です。希望の日程がすぐに満員となってしまうこともあるので、早めに申し込みをしておく必要があります。
台風の影響を受けやすい時期でもあるので、夏の前半にライセンスを取得するのがおすすめです。水分補給を忘れずに行い、海での熱中症には十分に対策をするようにしましょう。
秋
水温は陸上の温度よりも2ヶ月ほど遅れて推移するため、海が一番あたたかいのは実は9~10月です。水の透明度も高く、南の島からやって来るカラフルな魚たちで彩られる時期でもあります。
この事実が意外に知られていないこともあってか、秋にライセンス取得を考えている人は全体的にそこまで多くはありません。ライセンスを取得者する人の多い夏が過ぎた後ということもあり、この秋は特におすすめできる時期です。
ただし、台風が直撃した場合は海が荒れ、透明度も下がってしまうため注意が必要です。台風が来てしまうと講習自体ができないこともあるので、旅行に行くためにライセンスを取りたい方は余裕を持って日程を決めることをおすすめします。
冬
12月上旬でも水温は20度以上で潜れることもあるうえ、水は透き通って真っ青な海を楽しむことができるため、ダイビングが好きな人は冬がベストな時期と考える人もいます。台風の影響もない時期なので、冬の早い時期が特におすすめです。
ただし、寒い時期のためドライスーツの着用が必須です。ドライスーツはレンタルすることもできるので、事前に手配しておきましょう。
プールや海も空いていますから、講習もゆったり受けられます。
また、冬の海は微生物が少ないため、透明度が高くなるのが魅力です。澄んだ海中を見てみたい方は、冬に海洋実習を受けたりダイビングしたりしてみるのが良いでしょう。
ダイビングライセンスは夏前に取るのがおすすめ
ダイビングのライセンスを取得するタイミングとしては、夏前がおすすめです。まず、夏前に取得することで「ダイビングのシーズン」に思う存分楽しめます。逆に夏場に取得しようとすると、スクールが混んでいて中々スケジュールに合わせられないとなるかもしれません。ライセンスを取得後に予約を取ろうと思っても既に予約でいっぱいなど、どうしても「後手」に回ってしまいがちになります。
その点、夏前にダイビングのライセンスを取得することで、夏にダイビングする予定を立てやすいのがメリットです。思う存分夏場にダイビングを楽しむためには、「夏に取得」ではなく、夏前までにライセンスを取得しておくとよいでしょう。
また、夏場はダイビングのライセンス取得者が増えるシーズンである点もポイントです。例えば学生であれば夏休みがあるので、わざわざ学校を休む必要がありません。友達と一緒にライセンスを取得しようと考える学生は珍しくないため、ダイビングスクールが比較的混み合います。
予約が取れない可能性もあれば、ダイビングスクール側にとっても「稼ぎ時」になるので、夏場は少々料金を高く設定しているところもあることは覚えておいたほうが良いでしょう。
一方、夏前であればピークではないので、予約も比較的取りやすいでしょう。取得のタイミングとしては夏前こそ「ベストシーズン」です。ただ、同じように考える人も多いので、できる限り前の時期から予約を取っておきましょう。
他の季節に受講しても問題はない
夏前の受講がベストシーズンではありますが、他のシーズンであっても決してダイビングスクールの質が落ちるわけではありません。あくまでも世間の流れとしては、夏にダイビングをしたいと考えている人が多いというだけです。秋や冬にダイビングスクールに通い、ライセンスを取得するという方法もあります。
多くのダイビングスクールでは、一年中講習を行っています。ライセンスは特定の季節のみにしか取得できないものではありません。あくまでも「世間の流れ」を踏まえると夏前がタイミング的には良いのですが、自身のライフスタイルを踏まえてタイミングスクールに取得すると良いでしょう。
スクールでは数日間の講習を受けることになるうえ、自主学習も必要になります。ダイビングライセンスであるCカード取得のためには学科試験にも合格しなけれいけないためです。余裕を持ったスケジュール管理をして、講習に臨むようにしましょう。
場所や季節によって変化するダイビングのシーズン
一般的に、ダイビングのベストシーズンは夏と考えられています。夏場は日差しが強く、解放感があるのでダイビングにはもってこいです。ダイビングに限らず、夏は海やプールで遊ぶ人が増えます。暑い季節に清涼感を求めるのはよく分かる話です。
しかし、ダイビングと海水浴やプールは「同じ楽しさ」ではありません。ダイビングは季節によって異なる楽しさが待っています。その点も、ダイビングが人気である理由の一つです。
海水浴やプールで求められる清涼感よりも、「海水の中」という非日常的空間を体験するという醍醐味があります。季節によって異なる海水生物を観察できるのも、ダイビングの魅力です。地域によっても変わる気候や温度により、海水は影響を受けます。冬だと海中の微生物が減るので、よりクリアに海中の様子を観察できるのがメリットです。
ダイビングは決して夏場だけしか楽しめない限定的なものではありません。季節を問わずに楽しめるものだと、実際に体験してみるとより分かるはずです。全くお同じ場所でも季節によって違う魅力が待っているので、様々な季節でダイビングを楽しんでいるダイバーも珍しくありません。
ダイビングのベストシーズンの探り方
ダイビングのベストシーズンは、極論としては「場所によって異なる」と言えます。水温・水質に外気温など、様々な要因によって海中のコンディション、つまりはダイビングの楽しさは異なるのがポイントです。ダイビングを楽しむのであれば、ある程度の情報収集をしておくべしょう。そのうえで、自分が潜ってみたい場所を決めてみると良いかもしれません。
口コミはもちろん、気候も調べておくのがおすすめです。例えば伊豆半島と房総半島は、距離にしてみると決して物凄く遠い訳ではありません。むしろ地図上で確認すると比較的近い場所にあると分かるでしょう。ただし、近い場所ではあっても黒潮の影響が強い伊豆半島に対し、寒流の影響を受ける房総半島とでは水温が大きく異なります。
海の環境は例え近場ではあっても、特徴が大きく異なるケースが珍しくありません。ベストシーズンを探るのであれば、「海のコンディション」をしっかりと調べておくのがおすすめです。海のコンディションは、ダイビングと密接に関係しています。より楽しいダイビングをしたいのであれば、海の様子は必ずチェックしておくようにしましょう。
日本なら夏や秋がダイビングしやすい
日本近海で行うダイビングのベストシーズンは「場所によりけり」ではありますが、平均的に考えると夏から秋にかけてがベストシーズンです。その理由として、夏が暖かいという点が挙げられます。ダイビングは海中に入るので、どうしても体温が低下するのがネックです。外気温が高ければ、海から戻った際に体の負担をより素早く軽減できるので、長時間のダイビングも可能になります。
また、海水の温度は外気温と多少の時差があるので、秋頃でもまだまだ海水は暖かくダイバーにとっては潜りやすい気温だと言えるでしょう。秋もまた、ダイビングを楽しめる季節です。
伊豆は秋も楽しめるスポット
空に楽しめるダイビングスポットの1つに伊豆が挙げられます。実は伊豆近海で水温が一番高くなるのは、9月から10月です。海水のベストシーズンは場所によって変わりますが、7月から10月にかけてが一年の中で海水温が最も高い場所が多くなります。
秋に泳ぐのであれば、伊豆のように気温の温かい地域でのダイビングがおすすめです。伊豆はスポットによってフグやウツボが見れます。
冬にダイビングするのもおすすめな理由
ダイビングは夏から秋にかけてがベストシーズンではありますが、季節を問わずに楽しめる点もダイビングの魅力です。冬には冬ならではの楽しみ方があります。
まず、冬は水がきれいであることがポイントです。海水温が低下することにより、冬はプランクトンが減少しています。結果として透明度が高まるので、他の季節でのダイビングと比べてより海中の光景を楽しめるのがメリットです。もちろん場所によって異なりますが、より透明度の高い水中の光景は、冬のダイビングならではな魅力といえるでしょう。
気温の関係上、空いているのもダイビングを楽しめる魅力の1つです。多くのダイバーはやはり夏に楽しむことが多いので、夏は混みあいます。いざダイビングをしたいと思っても、なかなか予約が取れなかったり、トップシーズンなので多少値段が高めに設定されていたりするでしょう。
その点、多くのダイバーにとっては「ダイビングの休憩シーズン」となっていることから、冬は穴場と言えます。冬はどのダイビング提供業者も客足が減るので予約が取りやすかったり、あるいはトップシーズンと比べて費用を抑えて楽しめたりするのが醍醐味です。海水温が低下するとはいえ近年の保護スーツは質も高くなっているので、冬であっても十分にダイビングを楽しめます。
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