ライセンスをとったらダイビングしたい世界の美しい海5選
初心者でも楽しめる世界の美しすぎる海5選!
1. アンダマン海の真珠と呼ばれる美しさの「プーケット」
アンダマン海に浮かぶプーケット島は、「アンダマン海の真珠」とも称されるタイ最大の島です。
海底には白い砂が広がり、水中ではインド洋固有種の色鮮やかな魚や海底植物を楽しめます。癒しのダイビングスポットとして名高い場所です。
大物はあまり見られませんが、「ハゼ」や「フエダイ」の群れ、「イザリウオ」などのレア魚も姿を見せてくれます。
美しい海岸線と、吸い込まれそうなほど澄みきったエメラルドブルーの海は、アジアだけでなく欧米やヨーロッパのダイバーにも人気です。
プーケット島周辺にはダイビングスポットが点在しているため、移動中はボートでくつろぎつつ1日かけて2~3本のスポットを巡るスタイルが一般的です。
プーケット島の周囲は潮の流れも比較的穏やかで、まさに初心者向きのスポットと言えるでしょう。
熱帯モンスーン気候のプーケットは、乾期が11月~4月頃、雨期が5月~10月頃です。
天候と海の状態が安定している乾期は、初心者も潜りやすいベストシーズンとなり、雨期明け頃は魚の数や種類が多く、水中で大群を目にするチャンスも増えます。
雨期はモンスーンの影響で波が高くなることもありますが、比較的涼しい気温で過ごしやすくなります。雨と言っても一時的に降ってすぐにやむスコールのため、雨期でも快適なダイビングを楽しめますよ。
基本的には一年中ダイビングが可能な海で、年間を通して気温・水温共に28~30℃程度と温暖です。
2. 初心者向けの沈没船スポットがある「サイパン」
日本から役3時間で到着するサイパンは、伊豆大島の約2倍ほどの大きさで、数々のサンゴ礁に囲まれている美しい島です。
日本からの距離の近さだけでなく渡航料金の安さもあり、日本人人気やリピート率がとても高いリゾート地です。
サイパンの海は「マリアナブルー」と呼ばれており、世界有数の透明度の高さと爽やかなブルーの海、そして色鮮やかなトロピカルフィッシュやサンゴ礁の美しさで、世界中のダイバーを引き付けています。
一般的に沈没船のあるスポットは水深が深く、中級者以上にならないと潜れませんが、サイパンでは初心者でも潜りやすい沈没船スポットがあるので初心者には嬉しい魅力ですね。
サイパンは海洋性亜熱帯気候で年間を通して気温の変化が少ないため、1年中ダイビング可能な海です。
乾期は12月~6月頃、雨期は7月~11月頃です。
年間を通して水温は高めで、透明度も高く風も穏やかなため、初心者には最適な環境の海と言えるでしょう。
サイパンでは1年中「マダラトビエイ」がよく見られますが、特に10月から3月の間は大群を成した彼らに遭遇することができるシーズンです。
また、海況が穏やかな6~9月は、ダイビングのベストシーズンです。この時期にはサイパン周辺の島・テニアンでのダイビングや、「マンタ」や「マンボウ」など大物遭遇率の高い北方面の幻のポイントに行くことができます。
3. 多種多様の海の生物が住まう「バリ島」
言わずと知れたアジア最大のビーチリゾート・バリ島。
エキゾチックな文化に豊かな自然が調和したこの島は、バラエティ豊富なダイビングスポットを数多く抱える世界屈指のリゾートでもあります。
小さい魚たちに癒されたいダイバーにおススメなのは、「シークレットベイ」というスポットです。「ウミウシ」や「ハゼ」、「バンガイ・カージナルフィッシュ」など、擬態の得意な小魚たちが待っています。深さも5.6m程度と非常に浅く、初心者にはもってこいのスポットと言えるでしょう。
潮の流れが穏やかな「パタンバイ」は、ブルーラグーンが有名な初心者向けスポットです。ダイビングの練習を積みながらも、カラフルなサンゴやクマノミなどが織りなす色鮮やかな水中世界を楽しむことができます。
ダイビングレベルや自分の好みに合わせてスポットを選べ、生物の種類も多種多様な美しい海がバリ島にはあるのです。
バリ島は赤道に近く、熱帯性モンスーン気候で年間を通して気温が高い土地です。乾期は4月~10月頃、雨期は11月~3月頃です。
透明度が高く、波も穏やかな乾期はダイビングのベストシーズンと言われ、6月~10月にはバリ島の夏の風物詩「マンボウ」や「マンタ」などの大物に遭遇できる確率も高くなります。
乾期は水温が20℃以下になることもあり、朝晩は意外と冷え込むので注意が必要となり、雨期は30℃前後の気温になることが多く、雨は降っても1日中降り続くことはまれでしょう。
4. 世界最高峰のダイビングスポット「パラオ」
グアムから南西1,300kmの位置にあるパラオは、生物の楽園、または南国の楽園と称され、世界最高峰のダイビングスポットとして不動の人気を誇る島です。
発達したサンゴとロックアイランドに囲まれたパラオの海には、世界中のダイバー達が「何度潜っても飽きない!」と感動するほど、圧巻の海中風景が広がります。
「ギンガメアジ」や「カンムリブダイ」などの小さい魚だけでなく、「マンタ」や「カジキ」などの大物や絶滅危惧種の「ジンベエザメ」にも出会うチャンスがあります。
この多種多様な海中生物と魚影の濃さそして迫力が、パラオを世界最高峰のダイビング王国としているのです。
パラオは海洋性熱帯気候で、年間を通して高温多湿です。年間平均気温は約28℃前後と温暖で、比較的安定しています。乾期は11月~5月頃、雨期は6月~10月頃です。
ブルーコーナーやブルーホールなどの超人気ポイントに潜るのは乾期がベストシーズンとされており、雨期は1日中雨が降ることもあります。海の状態が良ければ雨期でも潜ることができますが、安定はあまりしていません。
5. 初心者から上級者まで楽しめる「セブ島」
日本人の海外旅行先として長年人気を保っているセブ島。
その数キロ先に浮かぶマクタン島には空港があり、観光客向けのダイビングサービスやホテル、ショッピングモールなど、都会的な街並みが広がっています。
セブ島の魅力は、なんと言っても800種類以上のサンゴ礁と2,000種類以上の魚達。美しいサンゴ礁と、宝石のように海を彩る魚たちが待つ浅瀬でのフィッシュウォッチングを目的に、世界各地から初心者ダイバーが集まります。
遠征ダイブなど上級者向けのダイビングスタイルも用意されており、初心者から上級者まで楽しめるスポットを多数抱えています。
セブ島は熱帯性モンスーン気候ですが、乾期・雨期での温度差はあまりありません。
一応乾期は12~5月頃、雨期は6~11月頃とされてはいますが、年間を通じて気温・水温共に28℃前後と温暖です。
雨期でも比較的雨は少なく、1日中降り続くことも滅多にないため、時期を気にすることなくいつでもダイビングが可能ですよ。
特に初心者のダイビングに適したシーズンは、海が穏やかな3~5月です。
風や波が安定しているため、初心者でも少し遠いポイントへ行きやすくなるでしょう。